いつもまとめ絵はpixivに上げて、ブログ内ではコメントだけ上げるのですが、今回はまとめ画像を作ったので、画像もコメントも上げたいと思います。
コメントは以下追記から。
アニメ風の塗りなら時短できるし、創作小説のシーンを使えばネタ出し楽だよね、と思ったので、2冊目のミニ画集のテーマを「創作小説「レイヴンズ」のアニメシーン集」にしました。
ずっと見直したかったので、これを機に保志弘、村正、コガの衣装をリデザインしてます。
P.01 保志弘・クロウ(雨)
第一話、小雨の夜にクロウを拾う保志弘。
実はこれ、最後に描き足したもので、直前までクロウが保志弘を攻撃するシーンを入れようとしていました。
この本だけ見たら保志弘とクロウの関係全然わからないじゃん、と思って描きました。
出会い、大事。
P.02 クロウ(おにぎり)
第二話、目を覚ましたクロウが保志弘のおにぎりを食べる図。
ソファで食べている描写でしたが、これ描いたとき本編読み直してなくて(笑)
多分こんなシーンあったよな? って思いながら描いてました。
ありそうでないシーンがちょいちょいあります(笑)
P.03 保志弘(ファイル)
第三話をイメージしてますが、それっぽいシーンないです(早速ありそうでないシーン登場)
仕事しながらクロウに思いを馳せている保志弘。
ファイル整理してる話が中盤くらいにあったと思うので、そのイメージが強かったんだと思います。
おにぎりクロウが引きの画だったので、保志弘はぐっと寄せました。
P.04 クロウ・村正(びっくり)
第四話、ぐいぐい来る村正に驚くクロウ。
リデザインした村正がどんな感じか知りたくて、村正をぐいっと出しました。
背景は頑張って風景を描くようにしていましたが、ここは心象風景にしておきました。
村正の調子乗った感じがいい具合に描けたと思います。
P.05 玲於奈(書類)
流れ的には第五話ですが、初登場時のイメージなので第三話が正しいのか。
ファイル保志君と話数入れ替えるとちょうどいいですね。
下から見上げる構図で、とても気の強そうなお嬢さん。
天井の電灯ざっくりだし、烏対策部の壁こんな感じなのか……いや違うだろ……と思いながらもそのまま突き進んでしまいました。
P.06 ナミ(涙)
第七話、クロウを見つけて泣き出すナミ。
涙の表現どうしたもんか悩みましたが、印刷したら小さくなるしを免罪符に真っ白な球になりました。
人物単体か複数人数を並列に置くかだったので、今回はちょっと凝ってクロウを手前に置いてみました。
P.07 セレベス(家)
第八話、家にやってきた保志弘と村正を迎え入れるセレベス。
るんるんな感じが出ていれば良いなと。
セレベスさん自体はシンプルな見た目なので、家の奥の棚を頑張った記憶しかない(笑)
P.08 保志弘・クロウ(散歩)
第十五話、保志弘にありがとうするクロウ。
話数飛びましたね。
ここまで描いて、保志弘とクロウが一画面内に納まる絵がないことに気づいたので、頑張って選出しました。
どんどん話は暗くなっていくので、二人の関係が良好であることを示すことができたかと思います。
身長差はちゃんと調べて描きました。
P.09 クロウ・ナミ・玲於奈(会議)
第十八話、交流を深める三人。
前回に続き、人物同士の絡みを描きたかったので、頑張って三人描きました。
アオリ構図も頑張ってますが、細かいところは目をつむってください。
終わるかわからないスケジュールの中で大分疲弊しているところですので(笑)
P.10 村正(強襲)
第十九話、烏に見つかる村正。
人物毎の登場回数が同じくらいになるように調整しているのですが、村正を描くならこのシーンだと思っていたので、描きたくてうずうずしてました。
大事なシリアスシーンです。
携帯電話がガラケーなのがこだわりです。その頃に描いた小説なので。
P.11 レドニア・コガ(怒り)
第十九話、村正にキレるレドニアと抑えるコガ。
この二人を描くならここしかないと思ってました。
久々の心象背景です。
ちょっとギャグ調にしてますが、もっとページ数があれば二人をしっかり描きたかったです。
P.12 玲於奈・セレベス(病院)
第二十二話、話をするため病院屋上にやってきた玲於奈とセレベス。
二人の立ち位置や表情から、精神的な対比ができればよいなと思いました。
特に玲於奈のきつい表情や顔にかかった影で感情が表現できればと。
玲於奈にとってはバトルみたいなもんですからね。
P.13
第二十四話、退院する保志弘とついてくる村正。
前Pと同じような構図になってしまったのが悔しかったのですが、立ち位置、距離感、表情で前Pと差別化し、保志弘村正の絆が出ていると良いと思います。
でも似た絵が続くのが嫌だったので、ミニ画集収録時はこっそりページの順番を変えました。
二人の腐れ縁なエピソードは話の中で何度も出てくるのですが、どこをピックアップするかとても悩んで。
保志弘がぶん殴ったりぶん投げたりするシーンも描きたかったのですが、比較的大人しい退院シーンを選出しました。
P.14 保志弘(告白)
第二十五話、告白する保志弘。
ここは大事なシーンなので描かなければならないと思って。
「いつも顔に浮かべている笑顔なのに、今はいつもと違って、泣きそうだった」(抜粋)という表情にこだわりました。
P.08の笑顔とは違うな、というのに気づいてもらえたら嬉しい。
P.15 クロウ(再会)
第二十五話終盤、大人クロウの笑顔。
大人になったクロウもデザインはしていたのですが、描いたことがなかったのでウッキウキで描きました。
P.08の笑顔よりもパーセンテージの高い、純度の高い笑顔が出せるようになった、という彼女の成長が嬉しいです(親目線)
本来景色は公園なのですが、川べりになってます(笑)
まあこういう開けた公園自体はあるよね。小説内のイメージは集合団地内の小さな公園なんだけど。
P.16 保志弘・クロウ(背中)
第二十五話最終盤、歩き出す二人。
レイヴンズ内の保志弘とクロウの関係って、私の中では、限りなく近いけど触れ合わないんです。
烏と人間の関係でもあるのですが、手をつなぐことはないけれど近くにいて、手を出せば傷つけあえるけれど最終的には歩調を合わせて歩こうと努力するようになる。
そういう関係性を絵に落とし込んだので、この絵こそが「レイヴンズ」そのもののように思います。
思い入れがあります。
以上です。
「レイヴンズ」は古いので恥ずかしいっちゃあ恥ずかしいのですが、思い入れのある子たちばかりなので、こうして脳内映像を吐き出すチャンスを得られたことはとても嬉しいですし、時間に追われて大変でしたが結局は楽しく取り組むことができました。
そしてアニメ塗り、かなり楽しい。
背景はほとんどクリスタのプリセットを使って作画コスト下げてますが、ぼかして使うのでそれっぽく見えるのが嬉しい。
「タイカンオンド」でもやるか? って問われるとちょっと……深紅たちのデザインはできてるけど実は人間たちのデザインできてないので……難しいかも……でもバリバリアクションなのでやってみたいっちゃみたいですね。
ちなみにこれらのイラストを収録したミニ画集、お迎えいただきました。
楽しく読んでいただけたら嬉しいです、ありがとうございます。
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