2015年2月3日火曜日

【鏡音リン】受容


受容 powered by ピアプロ


楽曲名:「受容」
歌手:鏡音リン


久々に「AIM」以外の曲作った気がしますが、これの前が「ピュアリフィカ」なので久々ってわけでもないですね。
でも一から作ったのは久々。
「オウエンカ」以来です。
タイトルは普通に「ジュヨウ」と読んでください。
現実と妄想、相反する二つが互いを受け入れるための葛藤と結論がテーマです。


蒼井史上最高速のテンポで展開させていただきました。
180です。
今までの楽曲の「アップテンポ」が霞む。
スピード感を上げる為に、ベースがとんでもない小刻みメロディを刻んでいたり、ドラムが連打乱打していたり。
疾走感にはこだわったつもりです。

あとこだわったのは、二本のギターが別のメロディを演奏すること、です。
普段は同じメロディを別の音色のギターに弾かせることで音を広げていたのですが、今回はそれぞれにメロディを当てました。
つまりギターの作業量二倍!
面倒くさかったー。
でもいい感じに仕上がったかなって思います。

歌詞の書き方もこだわりましたが、意味はないです。
単に格好いいなって思っただけ。
最初に書いた詞だと、どうあがいてもメロディの中に言葉が収まらなくて、どこを切ってどこを入れて……とやるのが案外大変でした。
元の詞は「小糸碓氷(7%)」の方に上げておくつもりです。
とにかく「バベル」と「アキレス」を入れるのに必死だった記憶もあるようなないような。


というわけで(?)、一秒でも聴いていただけたら幸いです。
歌詞は下にしまっておきます。
「読むの?」をクリックしていただければババァーンと表示されますので、よろしければどうぞ。






「受容」歌詞


妄想が死ぬたびに、生まれる現実感。
お前が何をしようと、手遅れでしかない。
ほら見ろ。あの暴走具合。
崩壊しつつ積み上がる夢に、お前は触れられるのかい?

そんなにも悲しそうな目をしても、不可能。
そもそも、お前の目など眼鏡の奥瞑り、
その目蓋開いたところで、
埋められてるのは球体ですらない多面体の世界だ。

お前がよく口にする、運命の味はどうだ?
それを食った妄想は、のたうち回って死んだんだ。

どこまでも敵同士、いがみ合うばかり。
憎しみばかり太る。限界なんかない。
愛とさえ呼べるよな、その両腕で我慢比べをどうぞ。

バベルが引き裂いた伝わらない言葉より、有用な暴力で。


妄想が死ぬごとに、生まれる倦怠感。
お前が生き延びる限り、平穏など無い。
現実と仲良く擬態してるお前は、
ゼロという無限を塞ぐことができるかい?

たくさんの孤独に囲まれて……幸せそうに泣いていたんだ。

お前がよく口にする、運命の味はどうだ?
それを食った妄想は、吐き出しきれずに死んだんだ。

過たず敵同士、愛し合うばかり。
表現の自由には、正解なんかない。
悪とさえ呼べるよな、その両足で歩けるのならどうぞ。

アキレスが忘れた不完全な永遠も、踏み砕く行進を。


どこまでも敵同士、いがみ合うばかり。
憎しみばかり太る。限界なんか無い。
愛とすら呼べたんだ、あの頃の腕で我慢比べをしよう。
バベルも焦がれてる。

伝わらない言葉より、有用な希望を。

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