タイトル:凌(りょう)
制作:2022/10
「過去を凌ぐ現在を見せて」
詳しい解説は追記から↓
2冊目の画集「凌」の表紙として描きました。
別名:ゼウスがいっぱい。
何言ってるかわからないと思いますが、「VSMD」の元になっている「凌駕」の「凌」をタイトルにしたいと思ったんです。
凌→凌ぐ→越える・超えるというイメージだったので、数で圧倒しようと思いました。
前回の「溺」は一人でしたし。
そこでぴったりなモデルとして選出したのが、「私が死んでも代わりがいる」タイプの我が家のゼウスたちでした。
数多いるゼウスの無機質さを出すために、衣装は全く同じドレス。
髪も目も同じ色ですが、髪型で微かに個性を出しました。
個人的に好みなのは左下の三つ編みかな。
首のリボンがつながっていて、右上おだんご→右下短髪→右下ハーフツインテ→右上一つ結び→左上姫カール→左端中央スーパーロング→左下三つ編み→左中央サイドポニー(現ゼウス)→中央セミロング(次期ゼウス)と時系列、生命のつながりを表現できていると良いよね。
現ゼウスと次ゼウスは目を開けて他を寝かせることで、彼女らが現在と未来であることを表現しつつ、数いるゼウスが喧嘩せず中心人物が絞れるように。
本の表紙なので、ポーズと配置がまず大変でした。
ポーズ人形にポーズとらせて写真撮って、PC上で必死に配置考えました。
中心に顔が来ないように、とかあまり足元に別の子の顔が来ないように、とか。
そしてとにかく人が多いので、描いても描いても終わらないのが大変でした。
一人ずつ人を描いて、順番にリボンをつないで、人物塗って、リボン塗って、空いている背景にドレスと同じ色で布を描いて……今見ても頭おかしくなりそう。
上からキラッキラのテクスチャと甘い色味を足して、過去から現在、そしてより良い未来へ向かっていく希望のぬくもりを感じられるようにしてみました。
単純に少女たちの花園、な可愛らしい雰囲気も出したくて。
いつもより少しステップアップできたような、手ごたえのあった絵です。
さて、画集作るか。
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