タイトル:2025Medousa(にぜろにご・めどぅーさ)
制作:2024/12
詳しい解説は追記から↓
2024年→2025年の年賀状絵です。
巳年ということでメドゥーサ。
最初は干支とは関係ない絵を描こうと思ったのですが、せっかくテーマがあるならそれに沿った絵を描く方が楽しいかな、と考えなおしました。
でも蛇から「メドゥーサ」まで連想したのは良いものの、他の要素が思いつかず。
いろいろ悩むうち、年賀状は家で印刷するのでインク節約で白多めの絵にしようかと思い立ち(酷い)、考えた結果「年越しうどん」が閃きました。
年越しうどんから和装をベースにし、具材をイメージした装飾品をプラス。
メドゥーサは「女王」を意味するとのことで、女王らしい王笏を持たせ、三つ編みロングヘアの先が蛇になっているのを見せる構成にしました。
和装です。
首回りごっちゃごちゃで見えにくいですが、ファー付きケープをつけてます。
胸元のリボンが段々になって、腕の下から出ています。リボンの切り方はもちろん、蛇の舌をイメージしてます。
さらに首元にはひし形の飾りがついています。これは年越しうどんのお揚げです(誰が気づけるか)
長い振袖で、中の短い袖には年越しうどんの具材を模した柄を入れる予定でしたが、画面を真っ白にしたかったので止めました。
手袋と王笏は、女王らしさの演出。
王笏は蛇の牙と目を模したデザインにしました。
周囲の光の表現が気に入っています。
王笏が光を放っているのにこんな影の落ち方はしないのですが、まあ絵って正しいだけが正解じゃないじゃん(自己正当化)
三つ編みがかなり絡まっていますが、一番下の太めの三つ編みが手前に回ってきて、蛇と咥えている三つ編みにつながります。
蛇に対して、輪廻とかウロボロスとかそういうイメージもあるので。
髪の毛が蛇になる、という表現がうまくいくか不安でしたが、まあ良い具合にはなったかと。
蛇の鱗を網で代用したのが、個人的に気に入っています。
柄が入っているのがこの蛇だけなので、目に入りやすいと良いなあと思います。
配色は紅白。
影は赤みの灰色と線色のみ。
反射光も派手ではないので、かなりシンプルな画面になりました。
でも影に境界線を入れたことで、ちょっと情報量が上がっています。
また唯一の色である赤は、目や宝石なので丁寧に塗っています。
赤色部分の線の塗り分けも、光って見えるように細かく塗り分けました。
白がぺったりしているので、素材の違いが分かればと。
左右対称の神秘的構図。
ほとんど左右対称定規で線を引いています。
ですが影はずらしたりしているので、揺らぎはあると思います。
前後感が出るように、メドゥーサを真ん中として、手前の蛇は線を太らせつつ落ち影もつけて手前にあることをわかりやすくし、奥(背景)は髪の毛を散らしたのですが線を薄くしてうるさくならないように配慮しました。
楽しかったです。
普段しない表現をしつつ、自分らしさも出しつつできて。
2025年もよろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿