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楽曲名:ご想像にお任せします(ごそうぞうにおまかせします)
歌手:鏡音レン
BPM:90
制作:2025/10
死人に口無し。
ニュース見ているうちに思いついたので、その勢いのまま紙に歌詞書いて突き進んだ結果生まれた曲です。
技術面では短調の曲を作りたかったです。
テーマ通りの暗い曲になりました。
昔の知り合いである「君」が死んだことを地方ニュースで知って、「君」が何故死んでしまったのか考えている、という話です。
知らない知り合いが「君」のあれやこれやをしたり顔で話すけれど、「良い子だった」と言う人がいれば「悪い噂もあった」と言う人もいて、結局どれが真実か分からない。
「君」の潔白を信じたいけれど、「君」についてほとんど知らないから信じ切ることもできない。
結局、死人は何も教えてくれない。
生きている人が想像するしかない。
そんな虚しさを言葉にしたつもりです。
メロディはサビ部分のみ歌詞と同じタイミングで頭に作ったので、そこから諧調を割り出して、それを参考に他部分も作った感じです。
音色はじっとりしつつ切なさもありつつな、暗さを強調するものを選びました。
下を這うようにごおーって鳴っている音色「Ghost」が好きです。
ボーカルは鏡音レンです。
全員使おうと思っていたのですが、最終的にレン一人になりました。
あと今回初めて歌い方の調整をしました。おっそ。10年やってるくせに。
そのおかげで、レンがすごくなめらかに歌っている気がするのですが(当社比)どうでしょうか。
ゆったりした曲なので、綺麗に歌ってくれてるのがよく分かります。
昔の私なら、この曲調でレン使ったら音割れ乱発してたと思う。
ブレスはちょっと困りましたが……なんかブレス聞かせたいんだけど効かせすぎるのもなあ……と扱いにすごく困りました。
社会風刺みたいな曲になりましたが、よく考えたら私の初手が環境汚染の話だったな(
Verderbnis)。
絵と文(音)だと、伝わるまでの速度が違うし、私自身が絵にプラス表現を任せて文にはマイナス表現を任せることが多いので、こういう悲しさとか攻撃的なこととかは文(音)に乗せがちですね。
次はもうちょっとライトなロックを作りたいです。
聴いていただけたら幸いです。
歌詞を下に格納します。