2022年5月28日土曜日

おでむかえごずめず

 

タイトル:おでむかえごずめず
制作:2022/05
「人生の果てへ、混沌の坩堝へ、ようこそ」

詳しい解説は追記から↓


地獄の門、赤、牛頭馬頭がテーマの絵です。
お出迎え牛頭馬頭。
タイトルは、下絵保存時にとっさにつけたタイトルをそのまま正式採用。

私の創作世界における地獄の門番、牛頭馬頭。
便宜上、赤の短髪が牛頭で黒の長髪が馬頭としていますが、長い年月「牛頭馬頭」として門番やってるのでどっちがどっちかよくわからなくなってる、という設定があります。性別も不明。
創作では地獄=中華風なので服の襟や袖、靴、あと武器に中華みを入れています。
でもやってきた死者をもてなす「メイド」のイメージがあったので、首元のリボン&クラバット(のようなひらひら)や腰の布、背中のリボン、全体的な配色に洋のメイドっぽい要素を足してみました。
袖裏や腰のストライプは、日本の葬式で見る鯨幕からヒントをもらってます。
足の模様は「私たちは地獄の門番牛頭馬頭です」みたいな文章を中国語変換した結果をもとに、左右反転で文様っぽく描いたものを配置しています。頑張ったのにほとんど見えないので残念でしたが。

牛頭の赤髪は馬、2本の角は牛をイメージ。髪は短いのにしたまつげや口紅で女性らしい顔つきにして、とにかく要素を混ぜています。
馬頭も同様に要素ごちゃごちゃ。黒髪は牛(本当は白黒のまだらにしたかったけど似合わなかった)、1本角は馬(ユニコーン)、長いポニテで女の子っぽく見えるけど太眉と1本まつげで男勝りな雰囲気を持たせてます。

背景も要素混ぜ混ぜのぐちゃぐちゃで、「門」のイメージから左右対称で中央に鍵があるところは普通というか中華とか日本でもあるような門構えですが、上部のアーチや円形部分の装飾や中央上下の装飾はヨーロッパ風だし途中にあるペン先みたいな形の窓は中東っぽい感じだしそれでいて下部の柵は直線的で中華風に戻っているしでやりたい放題です。
カオスにしたかったので当然といえば当然なのですが。
どこの国の人も違わずそこに辿り着くし(死後の世界をどう捉えるか、どう表現するかは思想で変化するでしょうけれど)、死んだらどこで生きてたかというよりどう生きていたかで審査されるのではないかな、というか私の創作世界ではそういう設定なのでいろいろな国の要素が含まれた門があり、いろいろな役職の要素が混ぜ込まれた牛頭馬頭が門番をしているわけですよ。
伝われ!!!!

とにかく楽しかったです。
頭蓋骨描くの初めてで新鮮でした。
画像回転か表示している端末を回転させて、馬頭も正位置で見ていただけたら喜びます。馬頭が。

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