2024年9月18日水曜日

【鏡音レン】アデレー


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楽曲名:アデレー
歌手:鏡音レン
制作:2024/09


愛を理解できない機械が、与えられる愛に壊れて狂う話。
ラブソングですよ!(個人的見解)
珍しいですね!
テンポは175。

最近作った曲のテンポが遅めだったので、テンポが速くてぴろぴろした曲が作りたいなーと思い、歌詞を書きました。
最初は文章というか、小説のような感じに仕上がり、休符の無い機械にしか歌えないような感じにしようと思ったのですが、なんともしっくりこなかったので、小説を元に歌詞を書き直し。
機械的な印象を出すために×とか→とか使ってみましたがどうでしょうか。
知識浅すぎて笑う。

音の方も作り直しが発生。
私の場合、鼻歌を元にメロディを考えていくのですが、なんか変な音をベースにしてしまったため大混乱。
普段使わない諧調になってしまって(「カラフル・ミックス」以上におかしかった)、しばらく格闘しましたが、最終的に新しいデータを作って一から作り直すことに。
これが何とか馴染みのある諧調になり、安心して制作を続けることができました。

デジタルな音楽にしたかったので、全体的にデジタルみのある音を使っています。
あとは抑揚を少なく、フラットなイメージで。

ボーカルのポイントは、レン君の「エラー」の声ぶつ切りとパン。
パンはオートメーションの欄にあったのを見つけてから「1トラックで左右に振れるとか最高!」ってなって使ってみたかったんです。
(その昔は同じ音源を左右に1トラックずつ配置して、音量を調整することで左右に振ってるように聞かせてた)
声ぶつ切りは「君の目に物を見せる話」でもやったのですが、あの時は伸ばした母音の間を無音で切るという手法でした。
今回はボーカルの母音を任意の長さにカットしたものをコピー&ペーストして必要な分だけ重ねるという手法です。
作り方も聞こえ方も全然違いますね。
エラー感が出て大満足です。

今回もミキシングの本を読みながら作りました。
色々勉強になりましたし、以前のミキシングで思い違いしていたことも気付けました(笑)
個人的には音量もうちょい上げたかったけど、これ以上リミッター重ねると音が汚くなるので十分とします。
多分私の各楽器のイコライジングが下手なだけです。
練習あるのみ。
もう本当、このミキシングの本のおかげで曲を作ることに対してのストレスが激減しました。
良い本買った。よくやった私。

聴いていただけたら幸いです。
歌詞を下に格納します。
読み仮名も入れときます。


「アデレー」歌詞


「何故?」という疑問
→その感情は犯罪です
罪と知りながら
あなたは懲りずに恋(バグ)を吐く

×理解×しあえない
→その共有は有罪です
あなたの言葉は
私に廃棄物(バグ)を吹き込んでゆく

エラー・エラー・エラー

赤い光(ライト) 回るカウンター
責め立てます。裁かれよ悪
この手で差し出した告発に
笑いながら舌を出すあなた

まるで悪魔のように
私を狂わせる


「何故?」という疑問
→このウィルスは増殖する
無理と知りながら
私は解析を試みる

×理解×し合えない
→応答ひとつも有罪です
あなたの言葉は
私に遅延(ラグ)を溜め込んでゆく

エラー・エラー・エラー

蓄積/累積/堆積/
あなたを逃がさない私は
あなたから→逃げられない×

「愛」という付札(なまえ)
→この感情は顕在です
罪と知りながら
私はついに 心(バグ)を吐く

エラー・エラー・エラー

赤い光(ライト) 回るカウンター
責め立てられ裁かれる悪
この手で受け止めた告発に
笑いながら舌を出す ふたり

悪魔に魅せられたように
私たちは破損する(狂う)

まるで、恋人のように。

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