タイトル:Regulus(れぐるす)
制作:2024/04
詳しい解説は追記から↓
星の記憶シリーズ5作目、レグルスです。
レグルスはしし座の星で「(小さな)王」を意味するとのことです。ウィキ調べ。
ということで百獣の王のイメージを入れつつ、レグルスは他の星たちと異なる特殊な立ち位置なので、服やポーズで差別化を図ってます。
テーマカラーは水色。アクセントカラーは橙。
「Spica」と逆になる感じですが、レグルスは「抜けるような青空」をイメージしておりまして、スピカの少し重ためな色味とは差をつけてます。
光と影に使った黄緑/青も色味が違います。レグルスの方がビビッド。
服は真っ白です。
今までの子たちは黒多めなのですが、レグルスは冒頭に言った通り特殊さを目で見て伝えたいと思い、白シャツ白パンツにしました。
背景の水色と併せると、爽やかさにブーストがかかりますね。表情死んでますけど。
代わりに小物には黒を使ってます。手袋、ベルト、ブーツです。
小物も今までとは異なり、武装しているのが特徴です。銃とナイフを持っています。
レグルスは元が軍人なので、小物使いで全体的に軍人らしく見えるようにしました。
服がシンプルだったので、小物に力を入れて情報量を増やすという目的もあります。
構造ですが、腰に大きいベルトをしていて、右肩に襷のように細ベルトをかけていて、腰のホルスターから左もものナイフホルダーまで細ベルトがつながっていて、更に伸びて王冠と留め具までつながっています。
元々ホルスターからナイフホルダーまでのベルトで止めるつもりだったのですが、あまりに絵に動きがなさすぎてつまらなかったので、しし座だしということでライオンの尻尾を模して下までベルトを伸ばしました。
抜ける可能性絶大の王冠もつけて、王のイメージを強調しています。
レグルスにしてみたら、これ絶対邪魔だろうなーとは思ってましたが、我慢してもらいました(笑)
今回の花は葛です。
花言葉は「芯の強さ」。精神強度バリ高な彼にぴったり。
ただこれ描いていて思ったんですけど、実際の花の大きさについて今までほとんど考えていなかったんですよね(遅すぎる)
葛の花ってこんなサイズでもないしこんな風に散らしたり持ったりするもんじゃないよな……? と思いながらも、見せることを前提に描いてこうなりました。
私は葛のつもりで描いていたよ。
今までは浮遊感のある立ち姿を意識していたのですが、レグルスは座らせ、更に花を踏ませることで地面、床がある状態にしました。
彼が一番地に足付いている、あるいは、他の星の記憶のように浮くことができない。
連作として見たときに「こいつはなんか違う」というのが分かると良いなあと思っています。
花を握らせたのもその一環です。花にちゃんと触っているのは彼が初めて。
表情のない彼の、ささやかな感情表現としても見てほしいです。
構図はひし形です。
レグルス本人がまっすぐなので、ベルトをぐねぐね曲げたり伸ばしたり、花をめいっぱい散らしたりして何とか画面が寂しくならないように頑張りました。
前後のあるポーズは下書きから大変でしたし、銃とナイフも清書が大変でした。
小物に力入れるためにブーツも頑張りましたし。
それでいて腰回りはぐっちゃぐちゃにならないように影をいつも以上に深めにかけたりして、塗りにもこだわっています。
どう見ていただけるかはわかりませんが、楽しかったです。
あと2人でこのシリーズ終わらせるつもりだったのですが、もう少し増えるかも。
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