タイトル:Mesarthim(めさるてぃむ)
制作:2024/12
詳しい解説は追記から↓
星の記憶シリーズ8作目。
おそらくこれが最後になります。
メサルティムはおひつじ座の星です。
ヘブライ語で「召使」「従者」を意味する言葉だそうです。
テーマカラーはピンク、サブカラーは青みの緑。
ベテルギウスからちょっとずらす感じです。
スピカ、アンタレス、アルタイルに合わせた、黒ベースの大人っぽい色使いにしました。
服のテーマは僧侶+スケバンです。
彼女の能力を「散華」という名前にしていたので、僧侶の袈裟を取り入れたかったのです。
僧侶を「仏の御心に沿う者」と解釈したら、メサルティムの意味にも合うかと思ってます。
腰に巻いているものがそれにあたります。
そして今回の柄物がこの袈裟風アイテムのヒョウ柄になります。
ヒョウ柄、人生で初めて描いたよ!
でも今までの柄は金色で描いていたので、緑の服裏地に点線を入れて何とかレギュレーション満たすようにもしてます。
ヒョウ柄というとスケバンよりギャルに寄ってますが、「強い女」のイメージで入れてみました。
ちなみに腰やピアスについている飾りは、おひつじ座の星ということで羊の角をイメージしてます。攻撃的な印象が強まったかと。
一緒につながっている金属板はにぎやかしです。仏教っぽいと個人的には思ってます。
スケバンについては、彼女は気性が荒い設定で、能力の「散華」も爆発なので、とにかく血気盛んというか、喧嘩っ早さを服に取り込みました。
ロングプリーツスカートと、スカーフが一応セーラー服をイメージしてます。
厚底サンダルや手足のネイル、口紅などはギャルっぽいかなーと。
外見年齢が離れているベーちゃんはともかく、スピカ、タルフとは方向性がかなり変わって、印象違うのが面白いですね。
特にタルフは同じギャルでも「可愛い」に振ったので、「強い」に振ったメサルティムと並べると方向性の違いがよくわかります。
髪の毛も強さを意識したセンター分け、また女性陣がみんな髪長めだったので、思い切ってショートにしました。
毛先の色が薄いのは、髪色が思ったより重たかったのと、染めた髪色が抜けているように見えたら……といった意図です。
普通色変わるのは頭頂部なのですがね。
ちなみに毛先は灰色を使っています。
花は「散華」から蓮の花です。
これはもう確定でした。
花言葉としては「雄弁」が似合うかなあと思います。
メサルティムは意見をはっきり言いそう。
ゆるめの逆C構図。
左手を手前に出すのはタルフと一緒ですが、手を内側に向けて「かかってこい」的な動きにすることで「元気」とは方向の違う攻撃的な強さを意識。
顔は、今までの子たちがスン顔や笑顔が多かったので、アンタレスのように歪めた顔にしました。
ロングスカートのひらひらのおかげで画面下部はボリューミーになったので、花弁は上に多めにしつつ、足を伸ばして足元は少し抜けるように。
プリーツスカートは紙を折って参考にしながら描いたし、手は自分の手を写真で撮って参考にしたし、たぶんこういう顔描くときって自分の顔も同じようになってる(笑)
あらゆるものを参考にしながら何とか描きました。
これで「星の記憶」シリーズは描き終わったことにしようと思います。
連作の練習で軽率に描き始めたのですが、最初のスピカが2023年9月制作ってことは1年取り組んだんですね。
長いな……。
色々見比べて楽しんでいただけたら幸いです。
良い勉強になりました!
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